日曜日, 10月 25, 2009

おばあちゃん!大好き!!

昨日、祖母が死んだ。

このブログ、全体を読んでくれている人は解っているだろうが、
私が、0歳から12歳まで育ててくれた「育ての親」である。
その祖母が亡くなった。

とても厳しく、厳格な人物だった。
そして何より「人ととは何か?」を教わった人物である。

何度も何度も同じ過ちを犯しても、決して諦める事なく
厳しく叱ってくれた。
本気で向き合って、何事にも「本気」で望む事を教えてくれた。
当時の私は「なんて厳しい人なんだろう」と恐怖さえ感じた事を覚えている。
祖母が笑ったのをあまり見た事がなかった。

しかし、今となっては感謝の気持ちでいっぱいである。

もっともっと、おばあちゃんと居たかった。
もっともっと、おばあちゃんに甘えたかった。
もっともっと、おばあちゃんから学びたかった。
もっともっと、おばあちゃんに孝行したかった。

祖母はもういない。
よく、俗世間では「心の中に生きているよ」なんて事を
軽々しく言う人もいるが、そんな事はない。
本当にもういないのだ。
もう、親孝行も出来ない。

後悔の念でいっぱいだ。
まさしく「無念」である。

祖母が私に残してくれたもの。
それは、人としてどうあるべきか。
何が正しくて、何が間違いなのか。
相手の気持ちを思いやる事。
心の痛み。
言葉の力。

それは人としてどうあるべきか、根底の部分である。

私はそれを守れているだろうか?
きちんと、立派な人間になれているだろうか?

そういえば、祖母が入院している時に
「今まで、育ててくれてありがとう」と言ったら
「当たり前だ」と言われた。

「なんて出来た人なんだ」と驚愕したのを覚えている。

今の私には到底手の届かない事を言ったのである。

今、祖母が隣にいるならこう言いたい。




「おばあちゃん!大好き!!」